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JAM路面モジュール公開運転会

   2003年8月22日(金)〜24日(日)、東京ビッグサイトにて開催された国際鉄道模型コンベンションにおいて、路面モジュールの公開運転を行いました。

今回は、参加人数約50名、参加モジュール数延べ約100台という空前の規模となり、準備の遅れやスペースの不足など問題を抱えながら当日を迎えましたが、運転不能という最悪の事態は免れました。

三日間の開催でしたが、初日・二日目は朝方の準備に手間取り、10時の開場までに運転を開始できなかったことは大きな問題です。配置案の詰め、余裕を持った集合、ATS装置の設置方法などの課題が残りました。

モジュール参加者による人垣の問題は以前より改善されましたが、エンドレス内側が狭いため作業や荷物の出し入れが外側からとなってしまうなど、改善すべき点はまだ多く残ります。

駅前
参加モジュールのマンネリ化も事前に指摘されていましたが、これは新規参加数が増えたため旧作は外さざるを得ず、ある程度目立たないものとなった様です。配置計画とあわせ今後も検討を要します。

企画として、TOMIX製「商店セット」改造競作が行われました。原型をとどめないような改造は比較的少なく、小加工や塗装でいかにイメージを変えるか、という工夫が多かったようです。

一部モジュールで敷石の浮きなども発生しましたが、モジュール数に対するトラブル発生件数は過去に比べ少なく、保線状態には一応の向上がありました。今後も試運転の徹底、夏場特有の熱によるレール伸長や湿気による紙製路面の膨張への対策など、一層の検討と対策が必要です。

玉屋百貨店
踏切待ち 新青梅街道
路地裏 大塚駅
神社脇
極楽寺車庫

今回持ち込まれた車両は、都電、玉電(東急)、江ノ電など関東の車両ないしMODEMOの完成品が過半数を占め、その一方で大阪・京都の市電をはじめ西日本方面の車両は極端に少ないなど、地域的にはかたよりが大きいものとなりました。参加者の居住地の分布にほぼ重なるため止むを得ない部分もありますが、観客の面白さという点では物足りないものもあります。

時間帯を区切り、運転する車両にテーマ性を持たせるという試みを一日目・二日目に行いました。今回は、どのような車両が持ち込まれるかを事前に把握できなかったため、先述のとおりテーマによっては走行できる車両が極端に少なくなるなど、成功とは言えませんが、走行中の車両の案内については効果があったかと思われます。

車載カメラカーは、動力車にED75の足回りを組み込み、安定した走行を見せました。レイアウトの規模が大きかったため、受信アンテナから遠い部分では電波の状態が悪く、安定した画像とならなかったのが悔やまれます。

都電1000
名鉄600 都電6000・1000
神戸風 都電7000冷改
テレビ
西鉄風
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