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2004年4月3日(土)、東京都営地下鉄新宿線船堀駅前の江戸川区総合区民センターにおいて、第五回非公開運転会を行ないました。
■今回も一部屋のみでの開催で、路面モジュールはドッグボーン形の単線エンドレスと半径100mm、複線間隔33mmなどの実験線エンドレス、本線系はHOのエンドレス3組とHO2'6"のエンドレス一組、プラレールのエンドレス一組という陣容となりました。
■路面モジュールは、コーナーモジュールが一台足りなかったためドッグボーンでの運転となりましたが、今回開発されたモジュール式のATS装置を組み込み、快調な運転が楽しめました。このATS装置は、閉塞区間一区間毎に継電装置を分散し、任意の閉塞数で運転が可能な構造となっており、これまでの集中式装置に較べて柔軟な構成ができるほか、誤配線も起きにくくなっています。
■実験線には、半径100mmの曲線を使ったコーナーモジュールが設置され、各種車輌の通過試験を行いました。単行運転では3軸固定の機関車以外は通過しましたが、KATOのBトレインショーティー用小型動力ユニットでは、方向によってジョイントと抵抗の接触が見られました。また、MODEMOの東急300形、江ノ電100形といった大形連接車は車体が接触するなどして通過は不可能でした。トラムウェイの広電5000形はスムーズに通過しました。
連結運転では、カプラーポケット無加工の二軸車は基本的に通過できなかったほか、カプラーの首振り角度のためかMODEMOの名鉄510・520形も通過不可能でした。
このほか、複線間隔33mmのコーナーモジュールなども作例が持ち込まれました。
■3月に発売された「街並みコレクション」の建物も多く持ち込まれました。モジュールに組み込んだもののほか、未完成モジュールの仮設建物としての使用も多く、手軽に風景を構成できるものとして重宝されています。
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■今回も製品、改造、自作を取り混ぜて様々な車輌が持ち込まれました。発売となったばかりの都電7000形更新車(非冷房)も姿を見せ、方向幕の位置について推測が交わされていました。
■組線路を用いた勾配の登攀実験も行われました。小型車の場合、モーターのトルクと車輌の重さのバランス、ゴムタイヤの有無などで登攀性能にかなりの差があり、同じMODEMOの動力車でも、トレーラーを引いて登っていくものから、単車でも空転気味になるものまで様々でした。また、勾配の出入口における縦勾配で排障器が接触するなどの問題も指摘されました。
■恒例のバスコレクションなどの交換や資料の持ち寄りは、今回も活発でした。ブラインドパッケージの模型は、今後も様々な製品の発売が予定されており、交換のネタは尽きません。
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