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T-Trak Networkの概要

(2003年5月)
   RMModels誌の企画に基づいて、路面モジュール規格を立ち上げて約2年強の時間が経過しています。
 その間、今までの大きなイベント等の取りまとめは、全てRMモデルス編集部に行っていただき、地元クラブその他でのローカルな運転会を別にすれば、参加者間の明確な横のつながりは弱いものでした。
 しかし、回数を重ねるに従い、イベント時に集まる路面モジュラーも、ある程度固定化し始め、あたかもクラブを思わせる状況となってきました。
 現状の傾向では、
  1. 雑誌媒体の統括すべきイベントの範疇を越えている。
  2. 経験者には、公開イベントでの企画やコンセプトが自由にならない。
  3. 実験的な企画・検証が難しい。
  4. そして公開イベントのみの現状は、事前の意思統一が難しく、第三者に見せるイベントとしてはまとまりや客観性を欠いている。
 などデメリットのほうが目立つようになってきました。
 したがって今後の発展性のことを考えても、ある程度経験を有する方を対象とした、雑誌媒体に代わる何らかの取りまとめが必要であると考えます。そこで、以下のとおり、T-Trak Network(仮称)の創設を提案します。
  1. 概要
    1. クラブというよりは、”情報の共有”と”場の提供”を主目的とした個人ないし団体の横のつながり”ネットワーク”を目指す。
    2. 会員制度ではなく登録(加盟)制とする。
    3. このために情報を統括し、場の提供のみを目的とする事務局を設置する。(後述)
    4. 運転会を除き、競作などの全体を通じてのイベントは、この団体主催としては行わない。
    5. 前述4.を実施する際はあくまで企画した個人ないし団体と、その賛同者の取りまとめで行う。
    6. 非公開運転会での個別企画(路面モジュールに限らず)についても同様とする。
    7. 運営については、事前にネット等で内容を告知することとする。
    8. JAMコンベンションをはじめする公開運転会では、各イベント毎に実行委員会を招集・設置する。
    9. 基本的に事務局が中心として運営していくが、事務局としての参加が困難な場合は別に統括者をおく。
    10. 公開運転会と非公開運転会では基本的に運営方法を分離して考え、公開では来客に対しての客観的展示に特化し(継続的な安定走行、時間ごとのテーマ運転、美観の向上など)、非公開では個々の主観に基づいたものや、実験的な内容を盛り込む努力をする。
  2. 方針
    1. あくまでも趣味人としての対等な相互関係を尊重し、特定の人間への権力の集中や、封建的上下関係は排除する。
    2. 他人の作品やそれを裏付ける価値観は、それが周囲に直接迷惑を及ぼしたり、著しく非社会的なものでない限り否定せず、理解し、尊重する。
    3. このため、事務局などの統括組織は、登録(加盟)者相互の利害関係を充分理解したうえで、可能な限り最良のカタチを模索し、提案のうえ実行する。
  3. 組織
    1. 事務局には事務局長・渉外担当・広報担当をおく。特に登録(加盟)者の居住地域が著しく分散することから、告知・討議でのネット活用を重点的に行う。公開HPと登録者限定の非公開HPないしメーリングリストの二本立てとする。
    2. 会計管理は事務局とは分離して行う。
    3. 事務局・会計管理のいずれも、組織内部での上位機関としてではなく、登録(加盟)する個人及び団体相互の統括・調整機関として機能する。これらは必要に応じて持ち回り制とする。
    4. 備品購入や会計管理をはじめとする諸情報は、登録(加盟)者に対し公開する。それに対し提言、異議その他を自由に発言出来る環境を作り、内容は可能な限りフィードバックさせる。
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(c) T-Trak Network 2003