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1台からでも楽しめる路面モジュール

ΩドックボーンのすすめΩ

野牛弘幸
   路面モジュールは、1台しか作品を持っていなくても他の人の作品とつなげることで、運転して楽しむ事が出来ます。しかし、やっぱり自分の家でも運転したいものです。
 エンドレスにするには、コーナーが4台必要。作るのも大変だし、場所もとる…。とてもとても無理!
 ではモジュールの両端を曲線で折り返すようにしてはどうでしょう。両端の曲線部分が広がっていて、中央が絞ってあるエンドレスのことをドックボーンといいます。
 RM MODELS第69号(2001-5)で、ドックボーンでの運転が紹介されました。ただ、当時は小半径の曲線が製品化されていなかったため、かなり大がかりなレイアウトでした。フレキシブルレールで小半径のドックボーンも制作されましたが、きれいな曲線を作るのは難しく、一般的ではありませんでした。

 昨年TOMIXから小半径の曲線、ミニカーブレールが発売されました。おかげで、製品だけでおおよそA3(路面モジュールの2倍)大で、ドックボーンを作れるようになったのです。路面モジュールの最小半径は車輌の通過性能を考慮し120mmですので、C140とC177を中心に既存の製品を組み合わせでA3パネルに線路を敷きました。
机の上でドックボーンを使って
路面モジュールで遊んでいる様子

ドックボーンモジュール表面、線路配置
TOMIXとKATOのレールは高さが異なりますから、工作用紙やプラ板などで高さを調整する必要があります。

・ファイントラック(TOMIX)と ユニトラック(KATO)の接合
 (1)TOMIXレール爪を折る。
 (2)レールに段差が無いよう高さ調整をする。
A3パネルは世界堂や東急ハンズ、ゆざわやなどにて500円位で手に入ります。線路がはみ出してしまうので、四辺に5mm厚の板を貼ってパネルを一回り大きくします。

ドックボーンモジュールの裏面
 いかがでしょうか。皆様もドックボーンを2枚作ってご自宅で路面モジュールの運転を手軽に楽しみませんか?

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(c)Hiroyuki Yagyu, T-Trak Network 2006